【3C分析】その目的・やり方・SWOT分析との関係とは?

マーケティングや経営上の戦略を立案する際に、最初にとりかかるのは現状把握です。

このために、様々な視点で世の中の動向を捉え分析を行う必要があります。この様な分析を総称して”環境分析”と呼んでいますが、環境分析のフレームワークの1つである ”3C分析” が、今回のテーマです。

【この記事の要約】

■ 3C分析とは?
・顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の3つの視点で現状を把握するフレームワークを用いた分析手法

■ 3C分析のやり方とコツ:
・”想い”を排除し客観的な事実で分析する
・顧客(市場)→ 競合 → 自社 の順で分析する

■ 3C分析の効果的な使い方:
・PEST分析、5フォース分析とあわせて実施し両者の結果を踏まえてSWOT分析を行う

目次

マーケティングの基礎 “3C分析” とは?その目的を解説

環境分析には「外部分析」と「内部分析」があり、それぞれ自社の外部の環境(外部環境)に関する分析と自社に関する環境(内部環境)を分析します。

3C分析は「外部分析」と「内部分析」の両方の観点をあわせ持った分析で、外部環境である、”顧客”と”競合”、内部環境である”自社”の3つの視点で現状を分析するフレームワークです。

外部環境分析のフレームワークとしてPEST分析がありますが、PEST分析の様に幅広く世の中の動向を捉えるのではなく、自らが主戦場としている市場に関して、詳細に分析する事を目的としています。

ちなみに、3つの視点の英語が”C”で始まる単語であるため”3C分析”と呼ばれています。

・顧客(Customer)
・競合(Competitor)
・自社(Company)

それぞれの視点の詳細について以下で述べます。

3C分析 3つの視点の詳細

顧客(Customer)

3C分析 3つの視点の詳細
顧客(Customer)

顧客に注目して分析を実施します。ここで言う顧客とは実際に商品(サービスも含む)を購入してくれている人々や企業だけでなく、”顧客に成り得る人々(企業)”も含みます。
つまり、購入する意思や潜在的な欲求を持っていて、かつ価格に見合った支払い能力がある集団も含んでいます。

つまり、事業の対象となる市場そのものと言えるでしょう。

“顧客”の視点で分析する際に注目するべき代表的な観点は、

・市場規模
・成長性
・ニーズ

などです。

競合(Competitor)

3C分析 3つの視点の詳細
競合(Competitor)

自社が市場において競合しているプレーヤー(企業、人、団体、など)について分析します。

ただし、現在事業展開している”市場(セグメント)”を分析する場合には、その市場で実際に競合しているプレーヤーについて分析すれば良いですが、新たな市場にチャレンジする場合には、新たな市場で競合するプレーヤーは誰か、従来とは異なるプレーヤーと競合しないか、を見極める必要があります。

ターゲットとする市場やセグメントが変わったのに、従来の競合だけをイメージして分析をしてしまうと、正しい分析結果は得られないでしょう。

競合分析を実施する際の主な観点は以下の通りです。

・市場シェア
・強み&弱み
・市場における戦略
・製品の特徴
・技術力

自社(Company)

3C分析 3つの視点の詳細
自社(Company)

上記2つの分析とは異なり、自社の内部環境を把握するための内部分析です。

自社の事になると、思い入れが強いあまり「贔屓の目」で見てしまいそうですが、客観的に自社を分析する必要があります。

自社分析の主な観点は以下の通りです。3C分析からは少し外れてしまいますが、競合分析と同じ項目で分析し、自社と競合を比較してみるのも良いと思います。

・市場シェア
・強み&弱み
・市場における戦略
・製品の特徴
・技術力
・収益力
・社内の資源

3C分析のやり方とコツ

3C分析が外部環境と内部環境の両方の側面を分析し、現状を把握するためのフレームワークである事はお伝えした通りですが、現状を正しく把握するためには”正しい事実”に基づいて分析されなければなりません。

何らかの”想い”を持って会社や事業を運営したり、日々の業務を遂行されたりしている方々も多いと思いますが、現状を把握するための分析を実施する場合は、”想い”を、暫し忘れて”客観的な目”で現状を見つめ分析をする必要があります。

ところで、3C分析を実施する際のコツとして、顧客→競合→自社 の順で分析すると良いと言われています。

まず、顧客(=市場)を分析する事で、市場の全体像を把握します。同時に、想定した市場において”競合となるプレーヤーは誰か”を見極めておきます(前述の通り、既存の競合と同じとは限らないので注意が必要です)。

次に、想定される競合の現状と動向について分析する事によって、市場全体とその中の競合(プレーヤー)の現状と動向が把握できます。

その上で、最後に自社を分析すれば、自社の市場における価値や、競合との比較における強みと弱みなどが、徐々に見え始めてくるはずです。

3C分析の効果的な使い方【SWOT分析への布石】

3C分析はそれ自体が完成された1つの分析手法ですが、それだけでは市場を取り巻く環境の一部を分析したに過ぎません。
PEST分析や5フォース分析も組み合わせて幅広く分析を行い、さらに、その結果を踏まえてSWOT分析・クロスSWOT分析を行うと、客観的な事実にもとづいた分析結果を得る事ができ効果的です。

そしてそこから創造的な事業戦略を立案する事ができるはずです。

まとめ

今回はマーケティングや事業戦略立案の起点となる環境分析手法の1つである、3C分析についてご説明しました。

客観的な事実に基づいて分析しPEST分析やフォース分析の結果とあわせてSWOT・クロスSWOT分析へと繋げていけば、創造的な戦略立案への足掛かりとなるはずです。
ぜひご活用ください。

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